卵巣嚢腫手術の時間とは?

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ここでは、「卵巣嚢腫手術の時間」
についてお話します。

 

女性の卵巣は、
体の中でも腫瘍ができやすい場所です。

 

そのほとんどが良性で、
卵巣の中に分泌液や脂肪などが

 

たまって腫れてしまったものを
卵巣嚢腫とよびます。

 

卵巣嚢腫は、小さいものだと
経過観察を行います。

 

腫瘍の大きさが6cm以上になると、
お腹が張った感じや、生理以外に
下腹部痛や腰痛などの症状が現れ、

 

茎捻転を起こす危険があるため、
手術を行うのが一般的です。

 

手術が必要になった場合、
どのような手術を行うのか
気になりますね。

 

今回は、卵巣嚢腫の手術と
時間についてご紹介します。

 

卵巣嚢腫の診断の流れ

 

1.問診

 

受診した理由や気になる症状のほか、
初経年齢、月経の周期や量、

 

出産や流産の有無などについて
質問されます。

 

2.内診

 

卵巣の大きさやかたさ、
可動性など子宮の状態を調べます。

 

3.超音波検査

 

卵巣の大きさや中の
状態などを確認します。

 

4.腫瘍マーカー

 

腫瘍マーカーという血液検査です。

 

腫瘍が悪性か良性かを推測します。

 

その他、必要に応じて
MRI検査やCT検査を行い、
腫瘍の中の状態を確認します。

 

診断が良性の場合は、
大きさや症状により経過観察か
手術を行うかを相談します。

 

悪性の場合は、手術や
抗がん剤などの投与を行います。

 

卵巣嚢腫の手術と時間

 

卵巣嚢腫の手術法には
大きく分けて3種類あります。

 

どの方法で行うかは、
腫瘍の大きさや本人の年齢、

 

妊娠を希望しているかなどにより、
医師と相談して決めていきます。

 

・腫瘍核出術

 

病気の部分だけを取り除く方法です。

 

・卵巣摘出術

 

腫瘍が大きくなっている場合には、
腫瘍のある卵巣だけを取り除きます。

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・付属器摘出術

 

腫瘍が大きかったり周りの臓器との
癒着がひどい場合や、悪性の可能性が

 

ある場合には、病気のある
卵巣と卵管を取り除きます。

 

それぞれの手術法は、
開腹手術か腹腔鏡手術で行います。

 

・開腹手術

 

開腹手術は、腹部を大きく
切開してから腫瘍や必要に応じて
病気の卵巣や卵管を取り除きます。

 

手術時間は、
3時間〜4時間程です。

 

開腹手術は、腹部を大きく
切開するため体への負担が大きく、
手術後のお腹の痛みが強いです。

 

入院は約2週間程で、
職場復帰までは
約1ヶ月くらいかかります。

 

・腹腔鏡手術

 

腹腔鏡手術は、腹部に小さな穴を
数ヶ所あけ、1つの穴から腹腔鏡を
挿入し、別の穴からは器具を挿入し、

 

腫瘍や必要に応じて病気の
卵巣や卵管を取り除きます。

 

手術時間は
4時間〜5時間程です。

 

腹腔鏡手術は、手術する場所に
手を入れて手術することが
できないので、開腹手術と比べると

 

時間がかかってしまい、
熟練した技術が必要です。

 

ですが、傷口が小さいので
開腹手術の場合よりも比較的

 

痛みが少なく、回復が早いので、
体への負担が少なくてすみます。

 

痛みに対しては、
痛み止め内服や座薬で対応します。

 

入院期間は1週間程で、
職場復帰は約2週間程でできます。

 

このように、卵巣嚢腫は
大きさや状態により、

 

手術で腫瘍を取り除くことが
必要になります。

 

どの時点で、どのような手術を
行うかなど、医師の説明を十分に受け、

 

自分の状況を正しく理解し、
治療に関わることが大切です。

 

手術になると、体の負担や、
入院期間、費用など
さまざまな不安が出てきます。

 

手術に迷ったら、
セカンドオピニオンを
求めるのもよいでしょう。

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