卵巣嚢腫手術しない方法とは?
ここでは、「卵巣嚢腫手術しない方法」
についてお話します。
卵巣嚢腫は女性の
5%〜7%に起こる病気です。
卵巣嚢腫とは、卵巣にできる
良性の腫瘍の1つで、
卵巣の中に分泌物や脂肪などが
たまってはれてしまう病気です。
自覚症状がほとんどなく、
腫瘍がにぎりこぶしくらいの
大きさになるまで症状がないため、
気づきにくい病気です。
良性の腫瘍なので小さいうちは、
経過観察を行います。
卵巣嚢腫は、自然に小さくなったり
消える場合があります。
しかし腫瘍が大きくなってくると、
手術で腫瘍を取り除くことが
必要になります。
卵巣嚢腫の手術には、
開腹手術と腹腔鏡手術がありますが、
入院期間が1週間〜2週間ほどで、
職場復帰には、
開腹手術の場合で約1ヶ月かかります。
できれば、手術はさけたいですよね。
今回は、卵巣嚢腫を
手術しない方法についてご紹介します。
卵巣嚢腫の原因
卵巣嚢腫ができる原因は、
はっきりとわかっていません。
ですが、卵巣嚢腫が起こる
原因の1つとして考えられるのが、
ストレスや睡眠不足、過労、
食生活の乱れなどにより
ホルモンバランスが崩れることです。
人間の体は、さまざまな
ホルモンによって維持されています。
不規則な生活やストレスにより、
ホルモンの分泌が正常に
働かなくなり、体に不調が起こります。
また、人は誰でも
自然治癒力を持っています。
自然治癒力とは、免疫力によって
病気や風邪にかかりにくい状態に
することや、自然に
治そうとする力のことです。
卵巣嚢腫の原因と考えられる
ストレスや不規則な食生活による
ホルモンバランスの乱れは、
自然治癒力の低下にもつながります。
自然治癒力の低下により、
卵巣嚢腫ができやすく
なることも考えられます。
卵巣嚢腫の原因や自然治癒力を
高めるためにも、ホルモンバランスを
整えることが大切になってきます。
ホルモンバランスを整え、
卵巣嚢腫が大きくなるのを防ぎ、
手術にならないようにしましょう。
ホルモンバランスを整える
ホルモンバランスを整えるには、
規則正しい生活習慣とバランスの
とれた食事が大切です。
不規則な生活、栄養のかたよりは、
体本来がもっている
抵抗力や回復力を低下させ、
体調を崩す原因となります。
・規則正しい生活リズム
早寝早起きは体のリズムを
整えるための基本です。
夜きちんと睡眠をとり体を休め、
昼に活動するのが人間の体に
自然に組み込まれているリズムです。
そのリズムを崩していると、
自律神経が乱れ体が常に興奮した
状態になり、リラックスできず
疲れていきます。
ホルモンの分泌も睡眠のリズムに
影響を受けているため、
体の不調につながります。
生活のリズムを整えるだけでも
ホルモン分泌に効果があり、
とくに、朝起きる時間を一定にすることで、
体がすっきり目覚め、
規則正しいリズムをつくることができます。
・バランスのとれた食事
バランスのよい食事とは、
米やパンなどの主食に加え、
肉や魚、野菜などの主菜や
副菜がそろっている食事です。
食べる量は腹八分目を心がけ、
野菜を多めにとるようにしましょう。
とくに、大豆製品には
女性ホルモンの卵胞ホルモンと
似た働きを持つイソフラボンが
含まれています。
女性ホルモンが低下した場合に
イソフラボンを摂取すると、
ホルモンの代わりに作用してくれます。
また、ケーキやお菓子に含まれる
白砂糖は体を冷やす原因になります。
甘いものは控えるようにしましょう。
ただ、忙しい毎日の中で、
毎食バランスのとれた食事を
するのは難しいことです。
基本は食事からですが、
サプリメントなどをうまく取り入れ、
バランスがとれるように
工夫するのもよいでしょう。
このように、卵巣嚢腫や
さまざまな病気を予防するには
ホルモンバランスを整え
体を健康に保つことが重要です。
規則正しい食生活を心がけ、
ストレスをうまく発散することに
より卵巣嚢腫の進行を
抑制することにつながります。
一度、自分の生活習慣を
見直してみるのはいかがでしょうか。
その時初めて
「卵巣嚢腫で手術しない」
という選択肢が、貴女の中で生まれるのです。