卵巣嚢腫検査のタイミングとは？
ここでは、「卵巣嚢腫検査のタイミング」
についてお話します。
女性特有の病気である
卵巣嚢腫ですが、
初期は無症状のため発見が
遅れることが多いです。
発見のきっかけとしては
妊娠時の検査や婦人科の
定期健診など、
何かの検査のときに
発見されることが多く、
症状を自覚して受診する
方は少ないのです。
ですが、卵巣嚢腫は
大きくなってくると
少しずつ自覚症状が
現れるようになります。
「卵巣嚢腫かもしれない」
と思ったとき、
どのタイミングで
検査に行けばよいのでしょうか？
今回は卵巣嚢腫の
検査についてご紹介します。
卵巣嚢腫の自覚症状は？
卵巣嚢腫が大きくなってきたときに
一番最初に気が付きやすい症状としては
下腹部のふくらみがあげられます。
下腹部が妊娠した時のように
「膨らんできている」
という体の変化に
気が付く方が多いですが、
急激に大きくなるわけではなく、
少しずつ少しずつ膨らんでいくので
「太っただけかも」
と見過ごされがちです。
嚢腫が大きくなり、
腹部を圧迫するようになると
便秘症状や頻尿症状、
軽い腹痛を感じるようになります。
また、特徴的な症状としては
水っぽいおりものが
多量に分泌されます。
このような症状が現れると
「もしかしたら卵巣嚢腫かもしれない」
と考える人もいるはずです。
ですが日常生活に支障がさほどない限り
病院に行って検査してもらおうと
思うことは稀でしょう。
症状がないから検査をしなくても
「大丈夫かな？」
と思ってしまうところが
この卵巣嚢腫のこわいところです。
嚢腫が大きくなり、
卵巣と子宮をつないでいる
卵管に負担がかかると、卵管がねじれて
急に激しい痛みを感じることがあります。
冷や汗をかき、嘔吐したり
意識を失ったりする場合もあります。
こうなると緊急手術が必要な重篤な
状態になってしまいます。
こうなる前に適切な診断を受け、
定期的な受診と治療を
開始する必要があります。
卵巣嚢腫の検査に行くタイミングは？
それでは、どの時点で
検査に行けばよいのでしょうか？
理想的なのは、卵巣嚢腫に限らず
他の女性疾患も見つけることができる
婦人科の定期健診に毎年通うことです。
症状がなくても定期的に検査をしていれば
異常が早く発見でき、
早期対応で重症化する前に治療が可能です。
そして、卵巣嚢腫の場合には
自覚症状が出た時点で嚢腫はかなり
大きくなっています。
症状がでるのは握りこぶし大に
嚢腫が成長する頃からと言われており、
それほど大きくなってしまうと
卵管がねじれて強い痛みを
発生するリスクが高くなります。
前項でご紹介したような
自覚症状が現れたらできるだけ
早めに検査をすることが理想的です。
卵巣嚢腫では水っぽい
おりものがでますが、
おりものの変化に気が付くことは
卵巣嚢腫だけに限らず、
他の疾患のサインであるため
いつもと違う症状の
おりものが続く場合には
早めに検査したほうがよいでしょう。
このように、卵巣嚢腫を
早期発見するためには
婦人科の定期健診を受診することが
一番おすすめです。
定期健診以外でも、
おりものの異常が続くときや
体に変化がある時には
迷わず早めに検査しましょう。
卵巣嚢腫は良性の腫瘍
であることがほとんどですので
早期対応で予後は良好とされます。
大変なことになる前に検査をして
適切な治療を受けるようにしましょう。
・・・というわけで、
貴女もこのカテゴリーの記事を読んで
卵巣嚢腫の「検査」関係について、
私と一緒に学習しましょうね！
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