卵巣嚢腫手術で腹腔鏡の費用とは?
ここでは、「卵巣嚢腫手術で腹腔鏡の費用」についてお話します。
卵巣嚢腫は、女性特有の病気です。
発生率も比較的高く、
良性の腫瘍であることが多いですが
時に手術が必要となることもある病気です。
そんな卵巣嚢腫の手術を受ける
ことになった場合には、どのくらい
費用がかかるのか
気になるところではないでしょうか?
特に腹腔鏡手術という方法の場合だと
、経験したことの無いことが
多いので想像もつきませんよね。
そこで今回は、卵巣手術の
腹腔鏡手術での費用について紹介します。
卵巣嚢腫の手術の種類
卵巣嚢腫を切除する手術の方法は、
・開腹手術
・腹腔鏡手術
・膣式手術
の3種類が挙げられます。
開腹手術は、お腹を切る方法です。
利点としては、医師が直接
見ながら手術できるので安心です。
一方で、傷が出来るので術後の
痛みが強く、傷痕も残ってしまいます。
腹腔鏡手術は、お腹を少し切って
そこから腹腔鏡を入れ、腹腔鏡を
見ながら手術をする方法です。
利点としては、傷が小さく済むので
術後の痛みも少なく、傷痕も小さく済みます。
一方で、手術の視野が狭いので
高い技術が必要で、大きな病院
などでないと出来ない事があります。
膣式手術は、近年増えてきている方法で、
お腹を切らずに済むのですが、
手術のための条件が多くあるのが難点です。
腹腔鏡手術の費用
腹腔鏡手術は、お腹に小さな穴をあけて、
そこから腹腔鏡と呼ばれる
小さなカメラを入れて行う手術です。
実際に処置を行う器具を、
腹腔鏡と同じようにお腹の穴から
挿入する術式と、子宮口から
挿入する術式があります。
卵巣嚢腫の場合は、
子宮の外が術やのため、
お腹からの器具挿入となります。
入院期間は、切開部分が小さいので
術後の回復までの期間が短く、
ほとんどの場合3〜5日程度です。
そのため、手術費用、処置費用、
入院費用の総額として、
15〜17万円前後で済む
病院が多いようです。
高額医療保険制度が使えるので、
実質の自己負担としては
7万円程度で済みます。
卵巣嚢腫の手術は腹腔鏡手術が合理的
卵巣嚢腫の手術は、悪性である場合を除いては、
腹腔鏡手術が合理的と考えられています。
手術の流れとしては、
1:卵巣嚢腫の内容液を細い針で抜いた後、
しぼんだ卵巣嚢腫を器具を使って
腹壁の上まで引き出す。
2:直接目視で嚢腫が悪性でないか確認する。
3:嚢腫部分だけ切除し、
卵巣を元通りにお腹の中に戻す。
となります。
卵巣は比較的自由に動く臓器のため、
お腹の外まで引っ張り出すことができるのです。
また、直接目視しながら処置できるのは、
腹腔鏡内での処置より
はるかに安全性が高まります。
万が一卵巣嚢腫が悪性だった場合の
リスクを減らすこともできるので、
腹腔鏡手術の利点を
より活かすことができるのです。
このように、卵巣嚢腫の腹腔鏡手術の
費用は、15〜17万円前後となるのです。
傷が小さく済むだけ、入院の期間も
処置の費用も少なく済むのです。
それだけでなく、安全性の面でも
腹腔鏡手術の利点を活かすほうが、
リスクが減るのです。
もし手術方法に迷っているのであれば、
腹腔鏡手術を受けてみてはどうでしょうか?