卵巣嚢腫で便秘の時とは?

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ここでは、「卵巣嚢腫で便秘の時」
についてお話します。

 

卵巣嚢腫は症状が現れるころには
握りこぶしほどの大きさに

 

なっているというほど、
症状が乏しく発見が遅れやすい病気です。

 

嚢腫が大きくなると
便秘が現れることがあります。

 

今回は卵巣嚢腫と
便秘の関連性についてご紹介します。

 

便秘の定義とは?

 

便秘と一言でいっても排便パターンは
個人差がありますので一言で

 

「これが便秘」

 

と定義することはできません。

 

ですが、便秘の定義というものは
しっかりと存在しています。

 

ここで紹介する症状のなかの1つでも
当てはまる場合は便秘と言えます。

 

成人の場合は

 

・便が3日以上出ていない
・便をするときに硬くて不快感がある

 

・下剤を使用している
・排便後に残便感がある

 

があげられます。

 

つまり、便がでていても排便時に
不快感を感じている場合には
便秘と言えるということになります。

 

卵巣嚢腫で便秘が起こる原因は?

 

それでは、卵巣嚢腫で
便秘が起こる原因についてご紹介します。

 

卵巣は子宮の両側に
1つずつぶら下がるようにして
くっついています。

 

子宮の周りには膀胱や直腸が存在し、
排便に関連するのは直腸ですね。

 

便は大腸の中を通って完成し、
最後に直腸を通って
肛門から排泄されます。

 

ですが、卵巣嚢腫ができると
便の通り道である直腸が
圧迫されます。

 

通り道が狭くなることで一度に通れる
便の量は少なくなり、

 

排便が追い付かなくなって
便秘状態に陥ってしまいます。

 

一度の排便で外に出られなかった便は
直腸に貯留します。

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貯留した便は水分が少しずつ失われ
どんどん硬くなり、
排便しにくい状態になってしまいます。

 

便秘を解消するには

 

卵巣嚢腫の治療中に便秘がつらい
場合には、まずは
医師に相談してみましょう。

 

無理して腹部に力をかけて
排便しようとすると

 

腹圧が高くなって卵巣嚢腫が
破裂してしまう場合があります。

 

医師に相談すると下剤の
処方をしてくれる場合があります。

 

卵巣嚢腫の場合には直腸が
圧迫されることで便の
通り道が狭くなっているために

 

起きる便秘なので
便を柔らかくする必要があります。

 

便を柔らかくする下剤としては
酸化マグネシウムがあり、

 

「マグミット」

 

などと言う名前で
処方されることがあります。

 

しかし、下剤には腸を刺激する
成分が含まれているので

 

連用すると刺激成分によって
腸の表面の細胞が壊れてしまい
腸の中が真っ黒になってしまいます。

 

そのため、下剤の連用は
避けて本当に出ないときだけ

 

下剤を内服するようにした
方がよいでしょう。

 

食品で便秘を解消するためには
水分をしっかりととること、

 

ヨーグルトにオリゴ糖を混ぜて食べること
朝起きたら水を飲む習慣をつけること

 

食物繊維をしっかり摂取すること
が必要になります。

 

下剤だけに頼らず
生活習慣を見直してみましょう。

 

このように、卵巣嚢腫は
大きくなることによって

 

便の通り道である
直腸を圧迫してしまいます。

 

便秘に悩んでいる場合には
主治医に相談することと
生活習慣の見直しを心がけましょう。

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