卵巣嚢腫で妊娠できるの片方なら?

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ここでは、「卵巣嚢腫で妊娠できるの片方なら」についてお話します。

 

卵巣嚢腫という病気を知っていますか?

 

卵巣にできた腫瘍で、
多くが良性のものです。

 

この卵巣嚢腫が大きくなって
しまっているなどの場合は、
摘出手術をします。

 

時に、腫瘍が出来てしまった側の
卵巣を摘出することもあります。

 

片側の卵巣を摘出してしまう、
という事は、女性にとっては
精神的につらいものです。

 

「妊娠ができなくなってしまうのでは?」

 

「妊娠の確率が下がってしまうのではないか?」

 

と不安になるのではないでしょうか?

 

そこで今回は、卵巣嚢腫で卵巣の
片側をとっても妊娠できるのか
どうか、紹介します。

 

卵巣嚢腫の手術

 

卵巣嚢腫は、原因がはっきりと
解明されていない病気で、
自然に消滅する場合もあります。

 

妊娠中の検診や不妊治療で
発見される場合が多いです。

 

しかし、妊娠の妨げにならない場合は、
しばらく放置して様子を見ます。

 

もし卵巣嚢腫が大きくなってきたり、
痛みを伴ったりしてきた場合には、
手術が行われます。

 

状態によっては、この手術で
卵巣が摘出されることもあります。

 

また、嚢腫が7cm以上になると、
卵巣の根元が捻れて激痛が生じる

 

「茎捻転」を起こす
可能性が高くなります。

 

そのため、茎捻転を防ぐためにも、
早めの手術を検討することが多いです。

 

卵巣嚢腫と妊娠

 

手術で卵巣を片方摘出してしまった場合、
卵巣嚢腫 妊娠できるか不安」でも
ご紹介した通り、妊娠は可能です。

 

片側の卵巣を摘出すると、
残された卵巣が代償製に働く
可能性があると考えられているのです。

 

ノルウェイで行われた調査によると、
片側卵巣摘出を行った女性の
閉経年齢は49.6歳でした。

 

卵巣摘出していない女性は
50.7歳なので、比べてみると

 

1.1歳閉経が早まるだけだ
と言うことなのです。

 

また、BMIが高い女性は
優位に閉経年齢が高くなっている
結果も出ています。

 

この閉経年齢は、
人種による違いが大きくあります。

 

インドは44.6歳、
フランスでは52.0歳、

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日本では52.1歳
という報告があるのです。

 

かつて片側卵巣摘出による
閉経時期が46歳未満となる

 

リスクが4.3倍ある
と言われていました。

 

しかしこの考え方での計算を
してみると、1.28倍に
とどまっています。

 

実際に日本で調査された、
片側卵巣を摘出した女性の

 

閉経年齢と、そうでない女性の
平気年齢の差は1.2歳となっているので、

 

この考え方の方が近い事が分かるのです。

 

計算上では、片側卵巣を摘出した場合には、
5〜10年閉経が早まるとされていますが、
実際には異なることが多いのです。

 

卵巣が片側しかない場合の妊娠の確率

 

卵巣嚢腫のために、片側の
卵巣を摘出してしまった場合でも、
妊娠は可能です。

 

しかし、妊娠する確率が
下がってしまうと考えられています。

 

摘出時に、看護師さんなどから
言われることもあるでしょう。

 

確かに、卵巣が1つなくなる
ということは、卵子の数が
半分になると言うことです。

 

通常排卵は、毎月
交互の卵巣で行われます。

 

その後受精されなければ、
生理が来るのです。

 

片方卵巣を失った場合は、
残った卵巣が失った卵巣の分も
頑張ってくれ、毎月生理は来ます。

 

無排卵生理と排卵生理が
交互に来る状態になるのです。

 

通常でも、左右のどちらかの
卵巣から1つの成熟した
卵子が排卵され、妊娠に至るのです。

 

そのため、残された卵巣に
良い卵子が沢山あって

 

正常に機能するのなら、
何も問題はありません。

 

同じ病気の人であっても、
妊娠できる期間などは個人差があります。

 

通常の人でも妊娠しにくい方がいるので、
妊娠ばかりは未知の世界なのです。

 

このように、片側の卵巣を
摘出してしまったとしても、
妊娠は可能なのです。

 

「妊娠する確率が下がってしまうのでは?」

 

と不安になることもありません。

 

残った卵巣が正常に機能していれば、
自然に妊娠することも可能なのです。

 

妊娠は生命の奇跡です。

 

落ち込まないで、
希望をもってくださいね!

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