卵巣嚢腫は下痢の原因になるの?

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ここでは、「卵巣嚢腫は下痢の原因になるのか」
についてお話します。

 

最近、下痢が続いて
悩んでいることはありませんか?

 

下痢は、食べすぎや飲みすぎ、
体の冷えなどが原因で起こります。

 

また、生活習慣やストレスから
下痢になることもあります。

 

ですが、それ以外にも、
病気が原因で下痢を
引き起こしている可能性があります。

 

女性の場合は、卵巣嚢腫という
卵巣にできる腫瘍が原因に
なっていることがあります。

 

では、卵巣嚢腫とは
一体どのような病気なのでしょうか。

 

今回は、卵巣嚢腫と
下痢の原因についてご紹介します。

 

卵巣嚢腫の種類

 

卵巣嚢腫は、子供から高齢者まで
幅広い年代であらわれる
卵巣の病気です。

 

卵巣嚢腫は、卵巣にできる
腫瘍の1つで良性のものです。

 

卵巣嚢腫は、卵巣の中に
分泌液がたまってしまい

 

腫れてしまう病気で、
腫れた中身によって種類が分けられます。

 

・漿液性嚢腫(しょうえきせいのうしゅ)

 

最も多くみられるタイプで、
卵巣から分泌される水のような液体
がたまってできます。

 

卵巣嚢腫の約30%をしめます。

 

・粘液性嚢腫(ねんえきせいのうしゅ)

 

閉経後の女性に多くゼラチン状の
ネバネバした粘液がたまったものです。

 

放っておくとかなり
大きくなるので、治療が必要です。

 

卵巣嚢腫の10%〜20%をしめます。

 

・皮様嚢腫(ひようのうしゅ)

 

中身は皮下脂肪や皮脂、
髪の毛、歯、骨、軟骨などです。

 

幅広い年齢層の女性に発症し、
20代〜30代の若い女性に
多くみられます。

 

若いうちは良性であることが
ほとんどですが、

 

閉経後ホルモンの関係で、
悪性になる可能性が高くなります。

 

また、まれに悪性のものあります。

 

両方の卵巣にできることも多く、
卵巣嚢腫の10%〜15%に
あたります。

 

・チョコレート嚢腫

 

子宮内膜が卵巣内に発症したもので、
月経のたびに出血した血液が

 

卵巣内にたまり
嚢腫となったものです。

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子宮内膜症は、月経がある
女性なら誰でもなる
可能性があります。

 

卵巣嚢腫は、小さいうちは
ほとんど自覚症状があらわれず、
経過観察となります。

 

しかし、大きくなってくると
お腹が出て張った感じがしたり、

 

生理時以外に下腹部痛、腰痛、頻尿、
便秘、下痢の症状があらわれます。

 

また、大きくなった卵巣嚢腫は、
何らかのきっかけに
茎捻転を起こす危険があります。

 

茎捻転を起こすと、激しい
下腹部痛や吐き気をもよおし、
歩けなくなることがあります。

 

茎捻転を起こさないためにも、
大きくなった卵巣嚢腫は、
手術をして取り除くのが一般的です。

 

卵巣嚢腫と下痢の原因

 

卵巣嚢腫の症状が現れるのは、
腫瘍の大きさがにぎりこぶし
くらいになってからです。

 

このくらいの大きさになると、
膨らんだ卵巣が他の臓器を圧迫して
便秘や頻尿、下痢の症状が見られます。

 

また、チョコレート嚢腫は
子宮内膜症によりできた卵巣嚢腫です。

 

子宮内膜症は、子宮内膜の
組織が本来とは別の場所に

 

できてしまう病気で、
ぽつぽつと点のように発生します。

 

子宮内膜症になると、
血液がたまりチョコレート嚢腫に

 

なったり、周りの臓器とくっついて、
いろいろな症状が出てきます。

 

子宮内膜症のよくみられる
症状は、ひどい生理痛です。

 

痛みは徐々にひどくなり、
つらい腹痛や腰痛、頭痛があります。

 

吐き気や下痢の症状が
出ることがあります。

 

また、月経時の出血量が
どんどん多くなることがあります。

 

このように、卵巣嚢腫が原因で
下痢が起こる場合があります。

 

食べすぎや冷えなどからくる
下痢の場合にも、
腹痛をともないます。

 

見極めるためにも、通常の自分の
月経量や症状を観察しておくと
よいでしょう。

 

また、お腹の張りを確認して、
しこりのようなものがある場合には

 

卵巣嚢腫の可能性がありますので、
婦人科を受診して検査を行いましょう。

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